グレートピレニーズという犬種
原産国 ピレネー山脈(フランス&スペイン) 分類 作業犬 体高 64〜81センチ 体重 41〜57キロ 登録数 560頭(JKC) 大型犬ではあるが見た目は可愛らしい犬でヨーロッパや北米などでは非常に人気のある犬種である。
グレートピレニーズは原産国やイギリスでは、ピレニアンマウンテンドッグと呼ばれ、山岳犬として飼育されていた大型犬である。また、この犬種は牧羊犬としても非常に優秀な能力を持ち、古くから羊の番には最適の犬とされている。この地域では、冬期に狼が羊を狙うため、羊を狼から守る重要な働きもあった。
原産国 ピレネー山脈(フランス&スペイン) 分類 作業犬 体高 64〜81センチ 体重 41〜57キロ 登録数 560頭(JKC) 大型犬ではあるが見た目は可愛らしい犬でヨーロッパや北米などでは非常に人気のある犬種である。
この犬の歴史は古く、祖先と考えられている犬種がマスティフである。グレートピレニーズはスペインとフランスの国境のピレネー山脈地域で、牧羊犬としての性能を重視して淘汰されてきた。限られた地域での独自の発達を遂げたことが高度の純血を保ち、大型犬種の中でも極めて巨大になったと考えられる。ピレネー山脈付近の野生の害獣が減少するにつれ、この犬の数も減少した。さらに海外での人気が高まり、原産国からの流出が盛んとなって、絶滅を寸前にしたこともある。
グレートピレニーズはイギリス、フランスや北米において人気が定着しており、日本においても主としてアメリカ系の犬が輸入され、ブームを巻き起こしたこともある。飼育に当たっては大型犬ということもあり、十分なオープンスペースと適切な服従訓練が必須である。もし、飼育環境が不適切で放任された飼育をおこなわれるとやや攻撃的な性格となってしまう。また、なわばり意識が強く頑固なことが多い。山岳地域に適応した体質のため多湿で温暖な地域の飼育にはあまり適していない。